【徹底解説】エンジンオイルの劣化原因!劣化による危険性・影響も紹介


エンジンオイルの劣化は、車の性能低下や故障に繋がる重大な問題です。この記事では、エンジンオイルが劣化する原因と具体的なトラブルを分かりやすく説明します。

さらに、走行距離や使用期間に基づいた適切なエンジンオイル交換時期の目安や、交換にかかる費用についてもご紹介。この記事を読めば、エンジンオイルの劣化を防ぎ、愛車を最適な状態で維持するための知識が身につきます。

目次

エンジンオイルが劣化する原因6選!

エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑や冷却、洗浄、防錆など、エンジンの正常な動作に不可欠な役割を果たしています。しかし、エンジンオイルは使用と共に徐々に劣化し、その性能が低下していきます。

劣化したオイルを使い続けると、エンジンの性能低下や故障につながるため、定期的な交換が必要です。ここでは、エンジンオイルが劣化する主な原因について詳しく解説します。

劣化原因①エンジンオイル酸化

エンジンオイルの劣化の最も大きな原因の一つが酸化です。オイルが高温にさらされ続けると、空気中の酸素と反応して酸化が進行します。酸化によってオイルの粘度が上昇し、スラッジと呼ばれる沈殿物が生成されます。

また、酸化したオイルは酸性度が増し、エンジン内部の金属部品を腐食させる可能性があります。

劣化原因②エンジンオイルへの水分混入

エンジンオイルに水分が混入すると、オイルの性能が低下します。水分はオイルと混ざりにくいため、乳化と呼ばれる現象を起こし、オイルの粘度を変化させます。また、水分は金属部品の錆を促進する原因にもなります。

短距離走行を繰り返す場合、エンジンが十分に温まらず、水分が蒸発しにくいため、水分混入による劣化が起こりやすくなります。

劣化原因③エンジンオイルへの熱

エンジンオイルは、エンジン内部の摩擦熱や燃焼熱によって高温にさらされます。過度の熱はオイルの酸化を促進するだけでなく、オイルの粘度を低下させます。粘度が低下したオイルは油膜が薄くなり、十分な潤滑性能を発揮できなくなるため、エンジン部品の摩耗を招きます。

特に、高回転域を多用するスポーツ走行や、長時間の渋滞走行などでは、オイルが高温になりやすいため注意が必要です。

劣化原因④スラッジの蓄積

スラッジとは、オイルの酸化や燃焼生成物、金属摩耗粉などが混ざり合って生成される沈殿物です。スラッジがエンジン内部に蓄積すると、オイル通路を詰まらせたり、オイルフィルターの目詰まりを起こしたりする可能性があります。

また、スラッジはエンジン内部の熱伝導を阻害し、エンジンのオーバーヒートを引き起こす原因にもなります。

劣化原因⑤せん断

エンジンオイルは、エンジン内部の様々な部品の間で強いせん断力を受けます。このせん断力によって、オイルの分子構造が破壊され、粘度が低下します。

特に、高性能な多粘度オイル(例:0W-20、5W-30など)は、粘度を調整するための添加剤が含まれており、せん断による粘度低下が起こりやすい傾向があります。

劣化原因⑥ブローバイガスの混入

ブローバイガスとは、ピストンとシリンダーの間からクランクケース内に漏れ出す未燃焼ガスや燃焼生成物のことです。ブローバイガスには、オイルを劣化させる成分が含まれており、オイルに混入することでオイルの酸化やスラッジの生成を促進します。

最近のエンジンは、ブローバイガスを再燃焼させるシステムが搭載されているため、ブローバイガスによるオイル劣化の影響は軽減されていますが、完全に防ぐことはできません。

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エンジンオイルの劣化によるトラブルとは?

エンジンオイルの劣化は、様々なトラブルを引き起こし、最悪の場合はエンジン本体の故障に繋がることもあります。定期的なオイル交換を怠ると、高額な修理費用が発生する可能性も。

快適かつ安全なドライブを続けるためにも、エンジンオイルの劣化によるトラブルについて理解を深めましょう。

エンジンの焼き付き

エンジンオイルの劣化が最も深刻なトラブルを引き起こす例として、「エンジンの焼き付き」が挙げられます。エンジンオイルは、エンジン内部の金属部品同士の摩擦を軽減する役割を担っています。

オイルが劣化すると、この潤滑性能が低下し、金属同士が直接接触しやすくなります。高温・高圧下で稼働するエンジン内部では、この金属同士の接触が摩擦熱を発生させ、最悪の場合、金属が溶着してエンジンが焼き付いてしまうのです。

燃費性能の低下

劣化したエンジンオイルは粘度が変化し、抵抗が増加します。この抵抗増加がエンジンの回転を妨げ、燃費の悪化に繋がります。燃費が悪化すると、燃料コストが増加するだけでなく、環境への負荷も高まります。

加速力の低下

エンジンオイルの潤滑性能低下は、エンジンの出力低下にも繋がります。出力低下は加速力の低下として体感され、スムーズな加速や追い越しが難しくなります。特に高速道路での合流や追い越し時に、加速力の低下は安全運転の妨げになる可能性があります。

エンジン部品の摩耗や劣化

エンジンオイルは、エンジン内部の部品を摩耗や腐食から保護する役割も担っています。オイルが劣化すると、この保護性能が低下し、エンジン部品の摩耗や劣化を早めます。

特に、ピストンリングやシリンダー壁、カムシャフト、クランクシャフトなどは、オイル劣化の影響を受けやすい部品です。これらの部品の摩耗や劣化は、エンジンの性能低下や寿命の短縮に繋がります。

エンジンオイル劣化によるエンジン部品への影響

部品名 影響
ピストンリング 摩耗による圧縮漏れ、オイル上がり
シリンダー壁 傷、摩耗
カムシャフト 摩耗
クランクシャフト 摩耗、ベアリングの損傷
バルブ 固着
オイルポンプ スラッジによる詰まり

これらのトラブルは、エンジンオイルの劣化以外にも様々な原因が考えられます。しかし、エンジンオイルの劣化はこれらのトラブルの主要な原因の一つです。

定期的なオイル交換は、これらのトラブルを未然に防ぎ、エンジンの性能を維持し、寿命を延ばすために非常に重要です。愛車の状態を良好に保つためにも、適切なオイル交換を心がけましょう。

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エンジンオイルの適切な交換時期

エンジンオイルは、車の心臓部であるエンジンをスムーズに動かすために不可欠な存在です。しかし、オイルは使用と共に劣化し、その性能は徐々に低下していきます。適切な時期に交換しないと、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があるため、交換時期の見極めは非常に重要です。

では、エンジンオイルはいつ交換するのがベストなのでしょうか?

交換目安は距離と期間!

エンジンオイルの交換時期の目安は、一般的に「走行距離」と「使用期間」の2つの要素で判断します。どちらか早い方が交換の目安となります。

走行距離を基準とする場合、一般的なガソリン車では5,000kmまたは6ヶ月ごと、ターボ車やディーゼル車などの過酷な条件で使用される車では3,000kmまたは3ヶ月ごとが交換の目安とされています。

シビアコンディションと呼ばれる、短距離走行の繰り返しや渋滞の多い道路での走行が多い場合も、交換時期を早めることが推奨されます。具体的な走行距離は車種やオイルの種類、使用状況によって異なるため、車の取扱説明書を確認するか、整備工場に相談することをおすすめします。

使用期間を基準とする場合、たとえ走行距離が少なくても、長期間エンジンオイルを交換しないと酸化が進み、性能が低下します。そのため、走行距離が少なくても定期的な交換が必要です。

車種 通常時の交換目安 シビアコンディション時の交換目安
ガソリン車 5,000km / 6ヶ月 3,000km / 3ヶ月
ターボ車・ディーゼル車 3,000km / 3ヶ月 2,000km / 2ヶ月

上記はあくまで一般的な目安であり、ご自身の車の使用状況に合わせて調整することが大切です。例えば、高速道路をよく利用する方は、エンジンオイルへの負担が比較的少ないため、交換時期を少し延ばすことも可能です。

一方、市街地走行が多い方は、ストップアンドゴーの繰り返しでエンジンオイルが劣化しやすいため、早めの交換が推奨されます。

エンジンオイル交換にかかる費用

エンジンオイル交換にかかる費用は、オイルの種類、車の車種、交換を行う場所によって異なります。一般的に、カー用品店やガソリンスタンドで交換する場合、3,000円~10,000円程度が相場です。ディーラーで交換する場合は、より高価なオイルを使用することが多いため、費用は高くなる傾向があります。

また、オイルフィルターも同時に交換する場合は別途費用がかかります。オイルフィルターの交換は、エンジンオイル交換2回に1回が目安です。

費用を抑えたい場合は、カー用品店などでオイルを購入し、自身で交換する方法もあります。しかし、オイル交換にはある程度の知識と技術が必要となるため、自信がない場合はプロに依頼することをおすすめします。

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エンジンオイルの劣化原因と交換目安を知っておこう

エンジンオイルの劣化は、様々な要因によって引き起こされます。劣化したオイルを使い続けると、エンジンの焼き付きや燃費低下、加速力低下、エンジン部品の摩耗・劣化といった深刻なトラブルにつながる可能性があります。

これらのトラブルを避けるためには、定期的なエンジンオイル交換が不可欠です。ご自身の車の取扱説明書を確認し、適切な時期に交換を行い、快適なカーライフを送りましょう。


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