ウォッシャー液の補充、ガソリンスタンドでお願いしていませんか?実はウォッシャー液の補充はとっても簡単で、自分で行うことができます。この記事では、ウォッシャー液の役割から、補充の手順、注意点までを分かりやすく解説。
この記事を読めば、もうガソリンスタンドでお願いする必要はありません! 時間とお金を節約しながら、快適なドライブを楽しみましょう。
ウォッシャー液補充を自分で行う方法
ウォッシャー液の補充は、誰でも簡単にできる作業です。数分で完了するので、ガソリンスタンドやカー用品店に行く手間も省けます。
必要なのはウォッシャー液と、もしもの時のためにタオルだけ。 この章では、ウォッシャー液の役割と補充方法を詳しく解説します。
ウォッシャー液の役割
ウォッシャー液は、フロントガラスの汚れを落とすために使われます。泥や虫の死骸はもちろん、排気ガスや黄砂などの汚れも洗い流すことで、視界をクリアに保ち、安全運転に繋がります。
特に高速道路などでは、前方車両からの泥はねなどで視界が悪くなることもあるため、ウォッシャー液は重要な役割を果たしています。
ウォッシャー液の補充方法
ウォッシャー液の補充方法は、以下の手順で行います。
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エンジンのスイッチを切り、キーを抜いて安全を確保します。
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ボンネットを開けます。ボンネットを開けるレバーは、運転席の足元にあることが多いです。車種によって場所が異なる場合があるので、取扱説明書を確認しましょう。
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ウォッシャー液の補充口を探します。補充口には、ウォッシャー液を噴射する際に使用するのと同じ、ワイパーのマークが描かれていることが多いです。キャップの色も青や水色であることが多いので、それを目印に探すと良いでしょう。わからない場合は、取扱説明書を参照してください。
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ウォッシャー液の補充口のキャップを開けます。キャップには「OPEN」や「CLOSE」などの表示、もしくは矢印が描かれているので、それに従って回して開けます。
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ウォッシャー液を補充します。補充口からウォッシャー液を注ぎ込みます。補充口には「FULL」や「MAX」などの表示線がある場合があるので、それを目安に補充しましょう。入れすぎると溢れてしまうので注意が必要です。もし溢れてしまった場合は、すぐにタオルで拭き取ってください。
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キャップをしっかりと閉めます。キャップがしっかり閉まっていないと、走行中にウォッシャー液が漏れてしまう可能性があります。
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ボンネットを閉めます。ボンネットがしっかり閉まっていることを確認しましょう。
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ウォッシャー液が正常に噴射されるかを確認します。エンジンをかけて、ウォッシャースイッチを操作し、ウォッシャー液が噴射されることを確認しましょう。もし噴射されない場合は、手順を再度確認するか、販売店に相談してください。
ウォッシャー液の種類
ウォッシャー液の種類には、濃縮タイプと希釈済みのタイプがあります。濃縮タイプは水で薄めて使うため経済的ですが、希釈倍率を間違えると凍結や洗浄力の低下に繋がるため注意が必要です。
希釈済みのタイプはそのまま使えるので手軽ですが、濃縮タイプに比べて価格が高くなる場合があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った方を選びましょう。
ウォッシャー液の種類 | 特徴 | 注意点 |
---|---|---|
濃縮タイプ | 水で薄めて使うタイプ。価格が安く、保管場所を取らない。 | 希釈倍率を間違えると、洗浄力が低下したり、凍結したりする可能性があるため、適切な濃度で希釈する必要がある。JAF ウォッシャー液の補充と選び方 |
希釈済みタイプ | そのまま使えるタイプ。手軽で便利。 | 濃縮タイプに比べて価格が高くなる場合がある。 |
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ウォッシャー液を自作するのもあり?
ウォッシャー液を自作する方法をインターネットで検索すると、様々なレシピが見つかります。中性洗剤や台所用洗剤を水で薄めたもの、アルコールを混ぜたものなど、一見手軽に作れそうに見えます。
ウォッシャー液の自作はお勧めできない
しかし、ウォッシャー液の自作は、一般的にはお勧めできません。市販のウォッシャー液は、洗浄効果だけでなく、凍結防止、防錆、油膜除去など、様々な機能を備えています。これらの機能を自作で再現するのは難しく、適切な成分配合を誤ると、車体に悪影響を与える可能性があります。
例えば、中性洗剤を使ってウォッシャー液を自作した場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
問題点 | 詳細 |
---|---|
油膜の発生 | 洗剤成分が油膜を形成し、視界が悪くなる可能性があります。 |
ノズルの詰まり | 洗剤成分がノズルに詰まり、ウォッシャー液が出なくなる可能性があります。 |
塗装への影響 | 長期間使用すると、洗剤成分が塗装を劣化させる可能性があります。 |
ゴムパッキンの劣化 | 洗剤成分がゴムパッキンを劣化させ、液漏れなどの原因となる可能性があります。 |
また、アルコールを混ぜる場合も、濃度が高すぎると塗装を傷める可能性があり、適切な濃度を維持するのは困難です。さらに、メタノールは人体に有害なため、取り扱いには十分な注意が必要です。誤って吸い込んだり、皮膚に付着したりすると、健康被害を引き起こす可能性があります。
市販のウォッシャー液は、これらの問題を考慮して開発されており、安全性と性能が確保されています。価格も比較的安価であるため、自作するよりも市販品を購入する方が、時間、手間、そしてリスクを考えると、はるかに合理的と言えるでしょう。
カー用品店やホームセンター、オンラインショップなど、様々な場所で手軽に購入できるので、安全で確実な市販のウォッシャー液を使用することを強くお勧めします。
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ウォッシャー液を補充するときの注意点
ウォッシャー液の補充は簡単ですが、いくつか注意点があります。これらのポイントを押さえて、安全かつ適切に補充を行いましょう。
①入れる場所をミスしないよう注意
ウォッシャー液の補充口は、ボンネットを開けたエンジンルーム内にあります。多くの車種では、フロントガラスに近い位置に設置されており、ウォッシャー液を噴射するノズルにつながっています。補充口には、ウォッシャー液を噴射するノズルのマーク(フロントガラスに水を噴射しているような絵)が付いていることが多いです。
間違えて他の補充口(冷却水、ブレーキフルード、エンジンオイルなど)にウォッシャー液を入れてしまうと、車の故障につながる可能性があります。必ず正しい補充口にウォッシャー液を入れるようにしましょう。
②原液タイプ?希釈タイプ?使用前にチェック
ウォッシャー液には、原液タイプと希釈タイプの2種類があります。原液タイプはそのまま使用できますが、希釈タイプは水で薄めて使用します。
希釈タイプを使用する場合は、製品に記載されている希釈倍率を守って薄めてください。間違えて原液タイプを薄めずに使用したり、希釈タイプを薄めずに使用したりすると、ウォッシャー液の効果が十分に発揮されない場合があります。
また、冬期に希釈タイプを適切に希釈しないと凍結する恐れがあります。購入前に必ず原液タイプか希釈タイプかを確認し、使用方法に従って正しく使用しましょう。
③入れすぎ注意!適量を守ろう
ウォッシャー液のタンクには容量が決まっています。タンクに表示されている上限ラインを超えてウォッシャー液を入れると、漏れ出す可能性があります。適量を守って補充しましょう。
ウォッシャー液のタンクの容量や上限ラインの位置は、車の取扱説明書に記載されています。
④冬場は凍らないタイプを選ぶのが鉄則
冬場にウォッシャー液が凍結すると、ウォッシャー液が噴射されなくなったり、ウォッシャー液のタンクや配管が破損したりする可能性があります。冬場は、凍結しないタイプのウォッシャー液を使用しましょう。凍結しないタイプのウォッシャー液には、「不凍液」や「冬用」などと表示されています。
また、気温が氷点下になる地域では、より凍結温度の低いウォッシャー液を選ぶと安心です。商品のラベルに記載されている凍結温度を確認し、使用する地域の最低気温よりも低い凍結温度のウォッシャー液を選びましょう。
⑤安全のため、作業は必ずエンジンを切ってから
エンジンルーム内は高温になる可能性があり、エンジンが作動している状態では回転している部品もあります。安全のため、ウォッシャー液の補充は必ずエンジンを切ってから行いましょう。
また、ボンネットを開けるときは、周囲に人や物がないことを確認し、安全な場所に車を停車させてから行いましょう。
⑥補充後は、きちんと出るかを確認しよう
ウォッシャー液を補充したら、ウォッシャー液が正常に噴射されるかを確認しましょう。ウォッシャー液が噴射されない場合は、ウォッシャー液のタンクや配管に問題がある可能性があります。その場合は、販売店や整備工場に相談しましょう。
ウォッシャー液の種類 | 特徴 | 注意点 |
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原液タイプ | そのまま使用できる | 薄めずに使用する |
希釈タイプ | 水で薄めて使用する | 規定の倍率で薄める。冬期は凍結に注意 |
冬用タイプ | 凍結しない | 使用する地域の最低気温に適した凍結温度のものを選ぶ |
これらの注意点を守り、適切にウォッシャー液を補充することで、安全な運転を心がけましょう。もし、ウォッシャー液の補充に不安がある場合は、ガソリンスタンドやカー用品店などで、スタッフにお願いすることもできます。
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ウォッシャー液補充を自分でやってみよう
ウォッシャー液の補充は、自身で簡単に行えるメンテナンスです。ウォッシャー液はフロントガラスの汚れを落とすだけでなく、安全運転を確保するためにも重要な役割を果たします。
補充後はウォッシャー液が正常に出ることを確認することで、安全・快適なドライブを楽しめます。