オイルフィルターの交換サイクルを2年に設定している方、危険信号かもしれません!この記事では、オイルフィルター交換がなぜ2年ではNGなのか、その理由を詳しく解説します。
交換推奨時期や、交換を怠るとエンジンにどんな悪影響があるのか、具体的なサインもご紹介。この記事を読めば、愛車の寿命を縮める前に適切なオイルフィルター交換時期を理解し、安全で快適なカーライフを送るための知識が身につきます。
エンジンのコンディションを良好に保つためにも、正しい知識を身につけて適切なメンテナンスを行いましょう。
オイルフィルター交換が2年はNG?適切な交換時期を解説!
オイルフィルターの交換サイクルについて、「2年に1回で大丈夫」と考えている方もいるかもしれません。しかし、結論から言うと、オイルフィルターの交換サイクルを2年とするのはあまり推奨できません。
なぜなら、オイルフィルターの性能低下は、エンジンの寿命に大きく関わってくるからです。
一般的には6ヶ月ごとが目安
オイルフィルターの交換サイクルを2年としている場合、多くのケースで推奨時期を過ぎてしまっている可能性が高いです。一般的なガソリン車では、オイルフィルターの交換時期は、走行距離で5,000kmごと、または6ヶ月ごとが目安とされています。
2年に1回の交換では、フィルターが目詰まりを起こし、十分な濾過性能を発揮できなくなっている可能性があります。これにより、エンジン内部にスラッジや金属粉などの不純物が蓄積し、エンジンの摩耗や故障の原因となるリスクが高まります。
2年に1回だといいという声も?
年間走行距離が少ない車の場合、2年に1回でも走行距離が5,000kmに満たないケースもあるでしょう。このような場合は、2年に1回の交換でも問題ないと考える方もいるかもしれません。
しかし、たとえ走行距離が少なくても、エンジンオイルやオイルフィルターは時間の経過とともに劣化していきます。オイルは酸化し、フィルターの濾材も劣化するため、走行距離が少ない場合でも、1年に1回の交換を強く推奨します。メーカーの推奨交換時期を確認し、それに従うのが最も確実です。
エンジンオイル交換のタイミングで行うべき
前述の通り、オイルフィルター交換の推奨時期は、一般的にエンジンオイル交換の2回に1回が目安とされています。ほかにも、1年に1回や走行距離5,000kmごとに交換するのが推奨されます。これはあくまで一般的な目安であり、車種や使用環境によって前後する場合があります。
例えば、悪路走行が多い、ストップ&ゴーの多い都市部での走行が多い、といった過酷な条件下で使用している場合は、さらに短いサイクルでの交換が必要になる場合もあります。
また、ハイブリッド車や軽自動車など、車種によっても推奨交換時期が異なるため、必ず車の取扱説明書を確認するようにしましょう。定期的なメンテナンスは、車の寿命を延ばすだけでなく、安全な運転にも繋がります。
オイルフィルター交換時期がすぎるとどうなるのか?
オイルフィルターはエンジンの血液とも言えるエンジンオイルの汚れを取り除き、エンジン内部をクリーンに保つ重要な役割を果たしています。このオイルフィルターが正常に機能しないと、エンジンオイルに混入したスラッジや金属粉などの不純物がエンジン内部を循環し、深刻なエンジンの損傷につながる可能性があります。
だからこそ、オイルフィルターの交換はエンジンオイルの交換と同様に、定期的に行う必要があるのです。
ろ過能力が低下する
オイルフィルターは、走行のたびにオイルとともに流れてくる汚れや不純物を受け止める働きを持つパーツです。しかし、使用期間が長くなるとフィルター内にゴミが蓄積され、ろ過する能力が徐々に弱まっていきます。
フィルターが詰まると汚れを十分に取り除けなくなり、エンジン内を循環するオイルが汚れたままの状態で流れるようになります。その結果、摩耗粉などが部品同士の接触面に付着し、エンジン内部の摩耗を加速させる原因となるのです。
さらに、汚れたオイルは熱を逃す効率も下がるため、エンジンの冷却性能にも悪影響を及ぼします。ろ過能力の低下は、すぐに故障を引き起こすわけではありませんが、じわじわとエンジンの寿命を縮めてしまいます。
定期的に交換していれば避けられるトラブルだけに、軽視せず確実にメンテナンスを行うことが大切です。
エンジンが焼き付く
オイルフィルターを交換せずに使用を続けると、オイルの流れが悪くなり、最悪のケースではエンジンが焼き付いてしまう危険があります。
エンジンが正常に動くためには、オイルが各部にスムーズに行き渡り、潤滑と冷却を同時に担っていることが前提です。しかしフィルターが詰まってオイルが流れにくくなると、エンジン内部に十分な潤滑油が届かなくなります。
その結果、金属部品同士が直接擦れ合い、急激に摩耗や発熱を起こすのです。この状態が続けばエンジン本体が損傷し、焼き付きを引き起こす可能性も。焼き付きを起こすとエンジンが停止し、修理には高額な費用が必要になります。
オイル交換のたびにフィルターも同時に交換するのが理想的であり、トラブルを未然に防ぐためにも推奨される方法です。車を長持ちさせるためには、オイルだけでなくフィルターの管理も欠かせないのです。
オイルフィルターを自身で交換する際の手順を解説!
車のメンテナンスは専門店に任せるのが一般的ですが、オイルフィルターの交換は必要な道具を揃えれば自分でも実施できます。DIYで交換できるようになれば、整備費用を節約できるだけでなく、愛車の状態を把握するきっかけにもなるでしょう。
ただし、作業を誤るとオイル漏れや部品の破損につながるため、正しい手順を踏むことが重要です。ここからは、オイルフィルターを自身で交換する際の流れを、必要な道具の準備から実際の交換作業、そして新しいオイルを入れるところまで順を追って詳しく解説していきます。
①必要な物を準備する
オイルフィルターの交換にはいくつかの道具が必要です。事前に揃えておくことでスムーズに作業が進みます。
交換用エンジンオイル
オイルフィルター交換時には、エンジンオイルも新しいものに入れ替える必要があります。車種ごとに適した粘度や種類のオイルがあるため、事前に取扱説明書を確認して購入しましょう。
間違ったオイルを使用すると潤滑性能が低下し、エンジンに負担がかかることがあります。また、オイルは新油でも適正な量を守ることが重要です。少なすぎても多すぎても、エンジンの動作に支障をきたす可能性があるため注意してください。
交換用オイルフィルター
車種に合った新しいオイルフィルターを用意します。純正品や互換品があり、互換品でも性能が保たれているものを選ぶことができます。フィルターのサイズや形状が異なると取り付けられない場合があるので、購入前に必ず車種に対応しているか確認してください。
取り付け前には、フィルターのゴムパッキンに少量のエンジンオイルを塗布すると、装着時の密着性が高まり、オイル漏れ防止につながります。
ドレンワッシャ
オイルパンのドレンボルトに取り付けられているパッキンです。オイルを抜く際に緩みやすくなるため、交換するのが基本です。
古いワッシャを再利用すると、締め付け不十分やオイル漏れの原因になることがあります。新品を使用することで、作業後の安心感が大きく向上します。
オイルフィルターレンチ
オイルフィルターを確実に外すための専用工具です。手だけでは固着していて回せない場合が多いため、レンチを使用することで安全かつスムーズに取り外しが可能です。
フィルターのサイズに合わせたレンチを準備しておくことが大切です。
リジッドラック
リジッドラックは、車をジャッキアップした後に安全に支えるための工具です。ジャッキだけで作業すると車が傾いたり落下する危険がありますが、リジッドラックを使用すれば安定して車体を固定できます。
作業中の安全性を確保するために必ず使用し、平らでしっかりした地面の上で作業することが重要です。リジッドラックは車体の重さに応じた耐荷重のものを選ぶ必要があります。ジャッキアップ後にリジッドラックで支えることで、オイルフィルター交換やオイル注入作業を安全に進められるため、必須の工具です。
ジャッキ
ジャッキは車を持ち上げるために使う基本的な工具です。作業中はリジッドラックと併用して安全を確保します。ジャッキを使用する際は、車両のジャッキアップポイントを確認し、安定した地面で作業することが必須です。
適切に設置しないと車体が傾いたり、落下して大きな事故につながる可能性があります。作業前に車を平らな場所に停車させ、サイドブレーキを確実にかけてから作業を始めましょう。
②古いオイルを抜く
まずは古いエンジンオイルを排出します。エンジンが高温になっている場合は火傷防止のため、切って時間がかかってから作業すると安全です。オイルパンの下に受け皿を設置し、ドレンボルトを緩めてオイルを抜きます。
完全に排出されたことを確認したら、ドレンボルトとドレンワッシャを新品に交換して締め直しましょう。古いオイルは適切に処理する必要があり、自治体の廃油回収や専門施設に持ち込むなど、環境に配慮して廃棄することが大切です。
オイル処理を怠ると、土壌汚染や水質汚染の原因になることもあるため注意してください。
③ジャッキアップする
オイルフィルター交換作業を行うためには、車体を適切な高さに持ち上げる必要があります。そのために使用するのがジャッキです。まず、車を平らで安定した場所に停め、サイドブレーキを確実にかけることが重要です。
車が傾いた状態で作業すると、重大な事故の原因になります。ジャッキは車両のジャッキアップポイントに正しく設置し、少しずつ車体を持ち上げてください。このとき、急に持ち上げるのではなく、ゆっくりと作業することで車体の安定性を確保できます。
車体が十分に上がったら、必ずリジッドラックで支えて固定しましょう。ジャッキだけで作業を続けると、ジャッキが傾いたり滑った場合に車体が落下する危険があります。
リジッドラックは車の重量をしっかり支え、安全に作業できる状態を作るために必須の工具です。ラックを設置する際も、平らで安定した場所を選ぶことが重要です。もし揺れがある場合は、ジャッキの位置やラックの設置位置を調整して安定させることが必要です。
④オイルフィルターを外す
ジャッキアップが完了し車体が安定したら、次は古いオイルフィルターを外します。フィルターはオイルパンの下に位置していることが多く、手だけでは固くて回せない場合があるため、オイルフィルターレンチを使用するとスムーズに取り外せます。
外す際には、フィルター内に残ったオイルが漏れ出すため、必ず受け皿を下に置いて作業してください。また、フィルターを回す際は無理に力を入れず、均等に回すことがポイントです。
取り外した後は、取り付け面に古いオイルやゴミが残っていないかを確認し、布などで拭き取ります。作業中は手袋を着用し、手をオイルで汚さないよう注意しましょう。オイルが手や服についた場合は、すぐに拭き取ることも大切です。
⑤新しいオイルフィルターをつける
古いオイルフィルターを外した後は、新しいフィルターを取り付けます。まず、フィルターのゴムパッキン部分に少量のエンジンオイルを塗ることが大切です。
フィルターを手で回して取り付ける際には、無理に力を入れすぎないことがポイントです。締めすぎるとゴムパッキンが変形して漏れの原因になったり、取り外す際に固着してしまうことがあります。
逆に緩すぎると、オイルが漏れてエンジンにダメージを与えることになるため、手で回せる範囲でしっかりと固定することが重要です。取り付け後は、フィルターの周囲や取り付け面を目視で確認し、オイル漏れの兆候がないかチェックします。
作業中は、フィルターに残っているオイルで手や服が汚れないよう、布やペーパータオルを近くに用意しておくと安心です。また、作業中にフィルターが落下しないよう、フィルターをしっかり支えながら回すこともポイントです。初めて交換する場合は、締め付けの感覚がわかりにくいこともありますが、焦らず慎重に作業することで安全に取り付けが可能です。
⑥新しいエンジンオイルを入れる
新しいフィルターを取り付けたら、次はエンジンオイルの注入です。ドレンボルトとドレンワッシャを新しいものに交換して締め直した後、車種に応じた規定量のエンジンオイルをエンジンに注ぎます。
オイルを注入したら、数分間アイドリングを行い、オイルがエンジン内部に循環するのを確認した後、オイルレベルゲージで量をチェックし、規定量に不足があれば追加しましょう。
また、フィルターやドレンボルト周囲にオイル漏れがないか目視で確認し、安全性を確認して作業を完了させます。定期的なオイルとフィルターの交換は、エンジンの寿命を延ばすために非常に重要です。正しい手順で安全に作業することで、愛車のパフォーマンスを維持し、長く快適に走行できます。
オイルフィルター交換のサインは?
オイルフィルターは、エンジンオイルの汚れを取り除き、エンジンの正常な動作を維持するために重要な役割を果たしています。しかし、オイルフィルター自体も消耗品であるため、定期的な交換が必要です。
では、オイルフィルターの交換時期を見極めるサインにはどのようなものがあるのでしょうか?目視で確認できるものから、車の挙動の変化まで、いくつかのサインをご紹介します。
エンジン音の変化
エンジンオイルの汚れが蓄積し、オイルフィルターが目詰まりを起こすと、エンジンオイルの循環が悪くなります。これにより、エンジンに負担がかかり、異音を発することがあります。普段とは異なる金属音や、ガラガラといった音が聞こえるようになったら、オイルフィルターの交換時期が来ているサインかもしれません。
特に、エンジン始動時や、アクセルを踏んだ際に音が大きくなる場合は要注意です。
オイルの漏れ
オイルフィルターのパッキンが劣化したり、フィルター本体に亀裂が入ったりすると、オイル漏れが発生することがあります。駐車場の地面にオイルのシミができている、エンジンルームからオイルの臭いがするといった場合は、オイル漏れが発生している可能性があります。
オイル漏れは、オイルフィルター以外にも様々な原因が考えられますが、オイルフィルターの状態も確認する必要があります。放置すると、エンジンオイル不足による深刻なエンジンダメージにつながる可能性があるので、早急に点検・修理を行いましょう。
エンジンの警告灯点灯
オイルフィルターの詰まりが酷くなると、オイルの圧力が低下し、エンジンオイル警告灯が点灯することがあります。これは、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があるため、すぐに車を停止し、専門業者に点検を依頼する必要があります。
また、オイルフィルターの不具合以外にも、オイルポンプの故障やオイル量の不足など、様々な原因が考えられます。警告灯が点灯した場合は、自己判断で運転を続けず、速やかに専門家の指示に従いましょう。
オイルの汚れ具合
オイルの汚れ具合もオイルフィルターの状態を知る手がかりになります。オイル交換時にオイルの色を確認し、通常よりも黒く汚れている場合は、オイルフィルターの交換時期が来ている可能性があります。
オイルフィルターが詰まっていると、汚れがオイル中に残ってしまうため、オイルの色が黒ずんで見えるのです。オイルの色は、オイル交換時期の目安にもなります。
燃費の悪化
オイルフィルターが目詰まりを起こすと、エンジンオイルの循環が悪くなり、エンジンの効率が低下します。これにより、燃費が悪化する可能性があります。燃費の悪化は、オイルフィルター以外にも様々な原因が考えられますが、オイルフィルターの状態も確認する必要があります。
その他、加速不良やパワーダウンといった症状も現れることがあります。
オイルフィルターの交換時期が気になったらヨロスト!
オイルフィルターの2年に1回の交換は、走行距離が少ない場合でも推奨されません。オイルフィルターはエンジンオイルの汚れを取り除き、エンジンの正常な動作を保つ重要な役割を果たしています。交換を怠ると、エンジンオイルの濾過が不十分になり、エンジン内部にスラッジが蓄積し、エンジンの性能低下や故障につながる可能性があります。
エンジンオイル交換と同時に行うことで、より効果的にエンジンを保護できます。安全で快適なカーライフのためにも、定期的なオイルフィルターの交換を心がけましょう。