ブレーキパーツクリーナーの使い方を徹底解説!使用NG箇所やよくある質問も紹介


「ブレーキパーツクリーナーをどこに使えばいいか分からない…」 そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。ブレーキパーツクリーナーは、正しく使えばブレーキ周りのメンテナンスに非常に役立つアイテムです。

しかしブレーキパーツクリーナーの使い方を間違えると、車のパーツを傷つけてしまう可能性も…。 この記事では、ブレーキパーツクリーナーの正しい使い方から使用してはいけない箇所、よくある質問まで徹底解説します!

目次

ブレーキパーツクリーナーの使い方を徹底解説!

ブレーキパーツクリーナーとは

ブレーキパーツクリーナーは、ブレーキシステムの部品に付着した汚れや油分を強力に洗浄するためのケミカル用品です。ブレーキダスト、グリス、オイルなどを素早く溶解し、ブレーキ性能の維持に役立ちます。

ブレーキパーツクリーナーを使う場所は?

ブレーキパーツクリーナーは、主に以下の部分を洗浄するために使用します。

  • ブレーキローター
  • ブレーキパッド
  • ブレーキキャリパー
  • ブレーキドラム
  • ホイールシリンダー

これらの部品は、ブレーキの制動力を発生させるために重要な役割を担っています。そのため、汚れや油分が付着すると、ブレーキ鳴きやブレーキの効きが悪くなるなどのトラブルを引き起こす可能性があります。ブレーキパーツクリーナーを定期的に使用することで、これらのトラブルを予防することができます。

ブレーキパーツクリーナーを使う際に準備するもの

ブレーキパーツクリーナーを使用する際には、以下のものを準備しておきましょう。

  • ブレーキパーツクリーナー
  • ウエス(布)
  • 保護メガネ
  • 保護手袋
  • マスク

ブレーキパーツクリーナーの使い方

ブレーキパーツクリーナーの基本的な使い方を説明します。

安全な場所を確保する

ブレーキパーツクリーナーは引火性が高いので、火気厳禁の場所で作業しましょう。また、換気を十分に行い、密閉された空間での使用は避けましょう。

保護具を着用する

ブレーキパーツクリーナーが目に入ったり、皮膚に付着したりすると、炎症を起こす可能性があります。必ず保護メガネ、保護手袋、マスクを着用して作業しましょう。

ブレーキパーツクリーナーを吹き付ける

洗浄したい部分に、ブレーキパーツクリーナーを吹き付けます。この時、一度に大量に吹き付けるのではなく、汚れ具合に合わせて少しずつ吹き付けるようにしましょう。

ウエスで拭き取る

ブレーキパーツクリーナーを吹き付けた後、清潔なウエスで汚れを拭き取ります。ブレーキダストなど、汚れがひどい場合は、ブラシなどを使って丁寧に落としましょう。

乾燥させる

洗浄後、ブレーキパーツクリーナーが残らないように、自然乾燥させます。ドライヤーなどで無理に乾燥させると、ブレーキパーツに悪影響を与える可能性があるので避けましょう。

ブレーキパーツクリーナーを使うときに気を付けることは?

ブレーキパーツクリーナーは非常に強力な洗浄力を持つため、以下の点に注意して使用してください。

  • 塗装面、ゴム製品、樹脂パーツには使用しない
  • ブレーキフルードがかかっている部分には使用しない
  • 吸い込みすぎに注意する
  • 使用後は手をよく洗う

これらの点に注意して使用することで、安全かつ効果的にブレーキパーツクリーナーを使用することができます。

ブレーキパーツクリーナーの正しい使い方を理解し、安全に作業を行いましょう。 また、不安な場合は無理をせず、専門業者に依頼することをおすすめします。

    ブレーキパーツクリーナーを使ってはいけない場所を紹介!

    ブレーキパーツクリーナーの使用NG箇所一覧

    ブレーキパーツクリーナーは非常に強力な洗浄力を持つため、使用できる箇所が限定されます。誤って使用すると、部品の劣化や故障の原因になる可能性があります。

    そのため、以下の表にまとめた使用NG箇所を必ず確認し、安全に配慮して使用しましょう。

    箇所 理由
    ブレーキパッドやブレーキシューの摩擦材 摩擦材に含まれる成分を溶かし出し、ブレーキの制動力を著しく低下させる可能性があります。
    ゴム・樹脂パーツ(ブレーキホース、オイルシール、Oリングなど) ゴムや樹脂を膨張・劣化させ、ひび割れや破損の原因になります。ブレーキフルード漏れやブレーキ系統の故障に繋がる可能性があります。
    塗装面 塗装を溶かしたり、変色させたりする可能性があります。特に、再塗装された箇所や古い車両の塗装面は注意が必要です。
    電子部品(センサー、ECUなど) 電子部品の接点不良やショートを引き起こし、誤作動や故障の原因となる可能性があります。
    ベアリング ベアリング内部のグリスを洗い流してしまい、摩耗や焼き付きの原因になります。

     

    上記以外にも、不安な場合はパーツクリーナーを使用する前に、車両の取扱説明書を確認するか、専門家にご相談ください。

    ブレーキパーツクリーナーの使用NG箇所がある理由

    ブレーキパーツクリーナーは、油脂や汚れを強力に落とすために、石油系溶剤を主成分としています。この石油系溶剤は、ゴムや樹脂、塗装などに対して攻撃性が高く、変形や劣化を引き起こす可能性があります。また、電子部品に付着すると、ショートや誤作動の原因となる可能性もあります。

    ブレーキシステムは、安全に走行するために非常に重要な役割を担っています。そのため、ブレーキパーツクリーナーを使用する際は、使用してはいけない箇所を正しく理解し、安全に配慮することが重要です。

    参考資料:国土交通省 リコール情報

    ブレーキパーツクリーナーのよくある質問4選!

    質問①ブレーキパーツクリーナーは拭き取りは必要?

    ブレーキパーツクリーナーは、速乾性が高いことが特徴ですが、使用後は拭き取りが必要です。ブレーキパーツクリーナーの成分が残ってしまうと、ブレーキの性能に影響を与える可能性があります。

    例えば、ブレーキ鳴きやブレーキの効きが悪くなるなどのトラブルにつながる可能性があります。特に、ゴムや樹脂パーツに成分が付着すると、劣化を早めることもあります。ブレーキパーツクリーナーを使用した後は、必ず乾いた布で拭き取りましょう。

    質問②ブレーキパーツクリーナーはプラスチックに使うのもNG?

    ブレーキパーツクリーナーは、プラスチックに使用すると劣化させてしまう可能性があります。ブレーキパーツクリーナーには、強力な脱脂作用を持つ成分が配合されています。この成分が、プラスチックの表面を溶かしたり、ひび割れさせたりする可能性があります。

    プラスチックに使用しても問題ない製品もありますが、心配な場合は、パーツクリーナーを使用する前に、目立たない箇所で試してから使用することをおすすめします。ブレーキパーツクリーナーを使用する際は、必ず使用上の注意をよく読み、正しく使用しましょう。

    質問③ブレーキパーツクリーナーのデメリットはある?

    ブレーキパーツクリーナーのデメリットは以下の点が挙げられます。

    • 素材によってはダメージを与える可能性がある
    • 可燃性が高い
    • 環境への影響

    ブレーキパーツクリーナーは、強力な洗浄力を持つ反面、素材によってはダメージを与えてしまう可能性があります。ゴムやプラスチック、塗装面などには使用を控えましょう。

    また、ブレーキパーツクリーナーは可燃性が高いので、火気のある場所で使用するのは大変危険です。換気をしっかり行い、火気から離れた場所で使用しましょう。

    質問④ブレーキパーツクリーナーで脱脂できる?

    ブレーキパーツクリーナーは、脱脂にも使用できます。ブレーキパーツクリーナーは油汚れを落とす効果が高いため、部品の油汚れを落とす際に使用できます。パーツクリーナーには様々な種類がありますが、脱脂を目的とする場合は、ブレーキパーツクリーナーを選びましょう。

    ブレーキパーツクリーナーはホームセンターやカー用品店などで手軽に購入できます。ブレーキパーツクリーナーは、金属パーツの脱脂に適していますが、ゴムやプラスチックに使用すると劣化させてしまう可能性があります。使用する際は、目立たない箇所で試してから使用することをおすすめします。

    ブレーキパーツクリーナーの使い方をマスターして快適なカーライフを!

    ブレーキパーツクリーナーは、正しく使えば車のメンテナンスに非常に役立つアイテムです。今回ご紹介した内容を参考に、安全に注意しながら使用し、快適なカーライフを送りましょう。

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