ハイトレール×ガラスは要注意!付着してしまった際の対処法も解説


ハイトレールは、サビや水あかを溶かして落とす強力な酸性洗浄剤です。ただし、ハイトレールはガラスには使えません。製品の注意書きでも、ガラス面への使用ははっきり禁止されています。

バンパーを洗っていて、液が窓に飛んでしまった。そんなときは、拭く前にまず水で流してください。

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目次


ハイトレール×ガラスは要注意?!理由も解説

ハイトレールを使う場所の近くには、窓ガラスやミラーがあることがほとんどです。ガラスに付くと白く曇り、元に戻りにくくなります。

ハイトレールとは

ハイトレールは、エストック株式会社の車両用特殊洗浄剤です。成分表示は「塩化水素・89%リン酸・酒石酸・ラポキシド・特殊界面活性剤」で、液性は酸性です。

使えるのは、ステンレス、FRP、トラックのバンパー(アルミ箇所を除く)など。サビ、水あか、油汚れ、海水などによる塩分の白ぼけを落とします。ガラスのほか、アルミとコーティング面にも使えません。

ハイトレールがガラスに付着するとどうなる?

ハイトレールがガラスに付くと、その部分が白く曇ります。付いたまま乾くと、水で流しても曇りが残ることがあります。

フロントガラスやサイドミラーなら、曇った部分がそのまま視界の妨げになります。撥水・親水のコーティングをしているガラスでは、コーティングも剥がれます。

ハイトレールをガラスに使ってはいけない根拠

製品の注意書きに、「ガラス面には絶対に使用しないでください」と書かれています。

ハイトレールは塩酸とリン酸を含む強い酸性の洗剤です。汚れと一緒に、ガラス表面やコーティング被膜まで傷めてしまいます。ガラスの水あか取りには使わないでください。


ハイトレールがガラスに付着してしまった場合の対処手順

ガラスに付いてしまったら、時間がたつほど曇りが残りやすくなります。拭き取るより先に、まず水で流してください。乾いた布で拭くと、液を広げることになります。

まずやるのは①と②です。それでも白い曇りが残ったときだけ、③以降に進みます。

対処法①すぐに大量の水で洗い流す

付いた部分にホースで直接水をかけ、2〜3分は流し続けます。ガラスの下のゴムモールや、垂れた先のボディにも水を当ててください。

液に触れる可能性があるので、作業はゴム手袋をしたまま行います。

対処法②中性洗剤でなでるように洗う

水で流したあとは、カーシャンプーなどの中性洗剤を柔らかいスポンジに含ませ、軽くなでるように洗います。表面が傷んでいるとキズが増えるので、こすらず、なでるだけにしてください。

洗ったら、もう一度水で流して乾かします。乾いたあとの水滴の跡や拭きムラは、ガラス用クリーナーとマイクロファイバータオルで拭き上げれば取れます。拭き上げても白い曇りが残るなら、ガラス自体が傷んでいます。

対処法③曇りが残ったらガラスコンパウンドを試す

軽い白いシミなら、ガラス専用のコンパウンドで落ちることがあります。クロスに少量取り、シミの部分だけを軽い力で磨いて、水で流します。

コンパウンドは細かい研磨剤なので、撥水コーティングも一緒に落ちます。強く磨くとガラスにキズが入るため、少し試して変化がなければ無理に続けないでください。

対処法④落ちなければ専門業者に相談する

コンパウンドで落ちない曇りは、自分で磨くほどキズが増えて、かえって見えにくくなります。ガラス研磨を扱う業者に相談してください。曇りの程度を見て、研磨で戻るかどうかを判断してもらえます。

対処法⑤最終手段はガラス交換

研磨しても視界が戻らない場合は、ガラスの交換になります。フロントガラスの曇りは安全に関わるので、見えにくいまま走らせず、早めに交換を検討してください。


ハイトレール使用時にガラスを守る注意点!

ハイトレールがガラスに付くのは、ガラスに塗ったときより、近くのバンパーやステンレス部品を洗っていて液が飛んだときのほうが多いはずです。作業前の準備で防げます。

注意点①ガラスには塗らない・付いたら放置しない

ガラスの水あかが気になっても、ハイトレールは使いません。「少しなら」「すぐ流せば」も通用しません。

バンパーなどに塗るときの「塗布したまま2分以上放置しない」というルールは、ハイトレールが使える素材に対するものです。ガラスに付いた場合は、2分を待たずに、気づいた時点ですぐに水で流してください。

注意点②近くを洗うときはガラスを濡らして養生する

ミラーや窓の近くを洗うときは、作業前にガラスを水で濡らしておきます。濡れていれば、液が飛んでも薄まって流れ落ちます。

窓のすぐ下など距離が近い場所は、ガラスをビニールやマスキングテープで覆っておくと確実です。スプレーで吹き付けると細かい飛沫が広がるので、ガラスの近くでは布やスポンジに含ませて塗ってください。

注意点③コーティング箇所にも使用NG

撥水・親水コーティングをしたガラスや、ガラスコーティングを施工したボディにも、ハイトレールは使えません。酸がコーティングの被膜を剥がしてしまいます。剥がれた場合は、再施工が必要です。

注意点④ゴム手袋・保護メガネを着用する

ハイトレールは塩酸を含む酸性の洗剤なので、肌に付くと荒れや炎症の原因になります。作業中はゴム手袋と保護メガネを必ず着けてください。

目に入った場合は、こすらずにすぐ大量の水で洗い流し、医師の診察を受けます。屋内のガレージなど風通しの悪い場所では、換気をしながら作業し、刺激臭を感じたら中断してください。

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ハイトレールをガラスに使用するのは厳禁!

ハイトレールは、コーティングの有無にかかわらず、ガラスには使えません。万一付いたら、拭かずにすぐ大量の水で流してください。

ステンレスやバンパーに使うときの希釈や手順は、ハイトレールの使い方の記事で詳しく解説しています。

 

 

長瀬 浩
監修|長瀬 浩(ながせ ひろし)
(株式会社ヨロスト。技術顧問 / 国家2級自動車整備士)
18歳で整備の世界に入り、以来一貫して現役で活躍。大手ディーラーで店長を5年務めた後に独立し、現在は自動車整備工場を経営。これまでに延べ数千台の車検・故障診断に携わる。

 ヨロスト。創業期から技術顧問として参画。扱う新商品はすべて自らの工場で実際に使用し、プロの現場に耐えうる品質かどうかを最終テスターとして確認している。「道具は現場で使ってこそ真価がわかる」を信条に、確かな審美眼でプロが長く愛用できる工具・資材のみを選定。
 本記事の技術情報は、現役整備士である長瀬が実務経験・製品テストに基づき監修しています。
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3,500円(税込)~

2025年3月04日
タグ: 洗車

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