スリングベルト


スリングベルトは、荷物や重い物を吊り上げるために使用されるベルト装置です。吊り上げたい物体に巻き付け、その後クランプやフックなどで固定して使用されます。

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スリングベルトに関する【よくある質問】

Q:スリングベルトとはどのような商品ですか?

A:スリングベルトは、ポリエステルなどの繊維素材で作られた帯状のベルトで、重量物を安全に吊り上げたり固定したりするための荷役用品です。

金属チェーンやワイヤーロープに比べて軽量で柔軟性があり、荷物の形に沿って巻き付けやすいので、トラックでの荷物固定からクレーンによる吊り作業まで幅広く使われています。ベルトがソフトなため荷物や車両を傷つけにくい利点もあります。

当店のスリングベルトは欧州の安全基準であるCE規格をクリアしており、日本国内での強度試験も実施済みなので、高い安全性と耐久性が確認された安心の商品です。

Q:クレーン作業でのスリングベルトの使い方を教えてください。

A:スリングベルトはクレーンなどを使った吊り上げ作業(玉掛け作業)において、重量物を吊るためのベルトスリングとして一般的に使用されています。

使用方法はまず、吊り上げたい荷物にベルトを通してしっかりと巻き付け、ベルトの両端にあるアイ(輪っか部分)をクレーンフックやシャックルにかけます。荷物の重心が偏らないようバランス良くセットし、ベルトがねじれていないことを確認してからゆっくりと吊り上げます。繊維ベルトは荷物に密着して滑りにくく、衝撃をやわらげる特性もあるため、安全かつ安定した吊り上げが可能です。なお、

荷物の角でベルトが傷つかないように当て布やコーナーパッドを挟み、安全に配慮して作業してください。

Q:スリングベルトの選び方や選定ポイントは何ですか?

A:スリングベルトを選定する際には、使用シーンや荷物に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。主なポイントは次のとおりです。

  • 必要な長さ: 吊り上げや固定に十分なベルトの長さを選びます。長さが足りないと使用できず、長すぎると余った部分が邪魔になります。一般的に1mから6mまでラインナップがあるので、用途に合った長さを選びましょう。例えば、荷物に一巻きしてフックに掛ける場合は、荷物の周囲長の2倍程度の長さに余裕を見て選ぶと安心です。
  • 必要な荷重(ベルト幅): 吊るまたは固定する荷物の重量に見合った使用荷重のベルトを選びます。ベルトは幅が広くなるほど耐えられる重量(使用荷重)が大きくなります。当店では幅25mm(使用荷重1000kg)、35mm(1500kg)、50mm(2000kg)、75mm(3000kg)と荷重に応じたサイズ展開があります。荷物の重量に対し十分な余裕を持った容量のベルトを選択してください。
  • 材質や規格: 一般的な用途であれば耐久性に優れたポリエステル製が扱いやすくおすすめです。規格についてもチェックしましょう。CEやJISなど安全基準を満たした製品なら強度や品質面で安心です。当店のスリングベルトはCE規格品で、安全性が証明されています。
  • 作業環境: 屋外での使用が多い場合は耐紫外線性や防水性にも優れたものが望ましいです。ポリエステル製ベルトは水に強くカビにくいため、雨天時や湿度の高い環境でも劣化しにくくなっています。また、荷物の形状が複雑な場合には、幅広タイプの方が荷にフィットしやすく安全です。

これらの点を踏まえて、運用条件に合ったスリングベルトを選ぶことで、安全で効率的な作業につなげられます。

Q:スリングベルト使用時の安全上の注意点は何ですか?

A:スリングベルトを安全にお使いいただくために、以下の点に注意してください。

  • 使用荷重を守る: ベルトに表示された最大使用荷重を絶対に超えないようにしてください。定格以上の重量を吊り上げたり固定しようとすると、ベルトが破断し重大な事故につながる恐れがあります。必ず余裕を持った荷重範囲で使用しましょう。
  • 鋭利な角に注意する: 荷物の角や尖った部分にベルトが直接当たると、繊維が傷つき切断の原因になります。必ずコーナーパッドや当て布を使用して、ベルトが擦れたり切れたりしないよう保護してください。ベルトを保護することで寿命も延ばせます。
  • 作業中の安全確認: 吊り上げ作業中は荷物の下や周囲に人を立ち入らせないよう注意喚起し、荷物の落下や揺れに十分注意して作業しましょう。トラックでの固定時も、走行前に荷物がしっかり固定されているか再確認することが大切です。
  • 事前点検の徹底: 使用前にベルトの状態を点検しましょう。ベルトにほつれや裂け、摩耗がないか、縫い目のほころびがないか確認します。劣化が見られたり異常が感じられる場合は使用しないで新しいベルトと交換してください。
  • 適切な保管: 使用後はベルトを清潔にし、直射日光や雨水の当たらない場所で保管します。高温多湿の環境も繊維劣化の原因となるため避けてください。正しい保管によってベルトの劣化を防ぎ、次回も安全に使用できます。

以上のポイントを守ることで、スリングベルトを長く安全にお使いいただけます。

Q:ポリエステル製スリングベルトのメリットは何ですか?

A:ポリエステル製のスリングベルトには様々なメリットがあります。まず、ナイロン製に比べて伸びが少ないため、重い荷物を吊った際にもベルトが伸びきってしまう心配が少なく、安定した保持力を発揮します。

また素材がしなやかでクセが付きにくく、荷物の形状に沿ってフィットするので荷傷めしにくい点も特長です。さらに水や紫外線、薬品への耐性が高く、屋外や湿度の高い現場でも劣化しにくい高い耐久性を備えています。金属チェーンに比べて非常に軽量で扱いやすく、保管時にもかさばりません。

こうした特長とコストパフォーマンスの良さから、ポリエステル製のスリングベルトは物流や建設の現場で幅広く使用される定番アイテムとなっています。

Q:使用荷重とは何ですか?安全係数6とはどういう意味ですか?

A:スリングベルトの「使用荷重」とは、そのベルトが安全に使用できる最大の重量(最大許容荷重)のことです。例えば「使用荷重1000kg」と記載されていれば、そのベルトは1トンまでの荷重で使えることを示しています。

ただし安全に使用するためには、ベルトには余裕を持った強度設計がされています。それを表す指標が「安全係数」で、数字の「6」は安全係数6を意味します。安全係数6の場合、最大使用荷重の6倍の重さで破断する計算となり、1トン用のベルトなら理論上は6トン程度で切れる強度があります。

安全係数が高いほど余裕をもって設計されているため、通常の使用条件下で破断しない安心感が得られます。ただし、いくら安全係数に余裕があっても最大使用荷重を超えて使用することは危険ですので、必ず表示荷重以内でお使いください。

Q:CEマーク取得のスリングベルトとは何ですか?JIS規格との違いはありますか?

A:CEマーク取得のスリングベルトとは、ヨーロッパの安全基準・規格を満たしていることを示す認証マークが付いた製品のことです。ヨーロッパにはEN規格と呼ばれる産業用繊維スリングの基準があり、CEマークはその基準に適合した高品質な製品である証明になります。

一方、日本のJIS規格(日本産業規格)は国内の基準ですが、試験方法や安全係数の基準値などが欧州規格と一部異なります。

当店のスリングベルトはJISマークこそありませんが、欧州CE規格に適合しており、安全係数6と高い安全性を確保しています。また、日本国内の公的機関で破断テストも実施済みで、表示どおりの強度があることを確認済みです。多くの輸入スリングベルトはCE規格に準拠しており、日本国内でも広く使用されていますので、適切に使用すれば安全性に大きな差はありません。安心してお使いいただけますが、もし現場でJIS認証品の指定がある場合はその規格品を使用する必要がありますので、ご注意ください。

Q:スリングベルトの寿命や交換時期はどのくらいですか?

A:スリングベルトの寿命は使用状況や環境によって異なりますが、基本的には繰り返し使用しても長期間耐えられるよう頑丈に作られています。

ポリエステル製ベルトは耐久性が高く劣化しにくいものの、紫外線を長時間浴びたり摩耗が進むと強度低下が起こり得ます。明確な使用年数の目安はありませんが、日常的に使う場合でも数年単位では使用可能です。

ただし、安全に使用するためには日常・定期点検が不可欠で、使用前・使用中にほつれ・キズ・変色など劣化のサインが見られたら、その時点で新しいベルトへの交換が必要です。

また、長期間使用しなくても保管中に劣化する場合もありますので、「少しでも不安を感じたら交換する」くらいの保守的な判断が安全管理上は望ましいでしょう。

Q:スリングベルトの保管方法やメンテナンス方法はありますか?

A:スリングベルトを良好な状態で長持ちさせるには、適切な保管とメンテナンスが重要です。

使用後は付着した泥や汚れを落とし、ベルトが乾燥した状態で直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管してください。紫外線や雨水は繊維を劣化させる原因となるため、屋外に放置せず、防水性のある収納箱や日陰の倉庫内で保管するのが理想的です。

また、高温多湿の環境も素材を痛める可能性があるため避けましょう。定期的にベルトを点検し、カビ臭や異常な硬化がないか確認することもメンテナンスの一環です。必要に応じて中性洗剤を薄めた水で汚れを拭き取る程度の簡易清掃を行い、洗浄後はしっかり乾燥させてください。

正しい保管とお手入れを心がけることで、スリングベルトの性能を維持し、安全に長期間使用することができます。

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