【完全ガイド】ロックナットの種類!もう迷わない!


ホイールの盗難防止に役立つロックナット。その種類は実に多岐にわたります。

スプラインタイプやウェーブタイプ、MCガードナットタイプなど、形状や構造に応じてさまざまなバリエーションがあるのです。

また、材質もスチールやステンレス、アルミ、チタンなど多彩。車種に合わせて適切なロックナットを選ぶことが大切ですが、国産車と輸入車ではサイズや形状が異なるため注意が必要です。装着方法も重要で、トルク管理を適切に行い、定期的な点検を怠らないようにしましょう。

このガイドを参考に、愛車に最適なロックナットを選んでみてはいかがでしょうか。

     【目次】
  1. ロックナットとは?
  2. ロックナットの主な種類
  3. ロックナットの材質と特徴
  4. 車種別のロックナット選び方
  5. ロックナットの正しい装着方法
  6. まとめ

ロックナットとは?

ロックナットは、ホイールナットの一種で、 特殊な形状やキーパターンを持つことで、ホイールの盗難防止に役立ちます。

ロックナットの基本的な役割

ロックナットの主な役割は以下の通りです。

  1. ホイールの盗難防止
  2. ホイールナットの緩み防止
  3. 見た目のアクセントとしての効果

ロックナットは、 専用の工具やキーでないと取り外しができないため、ホイール盗難のリスクを大幅に減らすことができます。

ロックナットを使用するメリット

ロックナットを使用することで、以下のようなメリットがあります。

メリット 説明
盗難防止効果 専用工具でないと取り外せないため、ホイール盗難のリスクが減る
ホイールの緩み防止 特殊な形状により、走行中のホイールナットの緩みを防ぐ
見た目のアクセント カラーバリエーションが豊富で、ホイールの見た目に変化をつけられる

ロックナットの取り付け位置

ロックナットは、 通常、1本のホイールに対して1個から2個程度を取り付けます。一般的な取り付け位置は以下の通りです。

  • フロントホイールの対角線上
  • リアホイールの対角線上
  • 4輪それぞれに1個ずつ

ロックナットの取り付けにより、ホイールの盗難防止と緩み防止、そして見た目のアクセントを同時に実現することができるのです。

ロックナット

ロックナットの主な種類

ロックナットには、その形状や構造によってさまざまな種類があります。ここでは、代表的なロックナットの種類について解説します。

スプラインタイプ

スプラインタイプのロックナットは、 ナットの内側に複雑な溝状の突起があるのが特徴です。この突起パターンに合わせた専用のアダプターを使用しないと取り外すことができません。高い盗難防止効果が期待できるタイプです。

ウェーブタイプ

ウェーブタイプは、 ナットの内側に波形の凹凸パターンがあるのが特徴です。専用のアダプターでないと取り外しができないため、盗難防止に効果的です。また、デザイン性にも優れています。

MCガードナットタイプ

MCガードナットタイプは、 ナットの外周部分にカバーが付いているのが特徴です。このカバーにより、ナットの形状が隠されるため、不正な取り外しを防ぐことができます。また、ナットの錆びや汚れを防ぐ効果もあります。

トライアングルタイプ

トライアングルタイプは、 ナットの内側に三角形状の凹凸パターンがあるのが特徴です。専用のアダプターでないと取り外しができないため、盗難防止に効果的です。シンプルな形状ながら、高い防犯性を持つタイプといえます。

レーシングタイプ

レーシングタイプのロックナットは、 軽量化を重視した設計になっているのが特徴です。アルミニウム合金などの軽量素材を使用することで、走行性能の向上に寄与します。盗難防止機能と高性能を兼ね備えたタイプです。

以上のように、ロックナットにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や利点が異なります。車種や用途、好みに合わせて適切なタイプを選ぶことが大切です。

ロックナット

ロックナットの材質と特徴

ロックナットは、盗難防止や緩み防止、デザイン性を高めるために、様々な材質で製造されています。それぞれの材質によって、強度や耐久性、価格などが異なります。ここでは、代表的なロックナットの材質とその特徴について解説します。

スチール製ロックナット

スチール製のロックナットは、 最も一般的な材質で、コストパフォーマンスに優れています。強度と耐久性のバランスが良く、多くの車種に対応可能です。ただし、錆びやすいという欠点もあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

ステンレス製ロックナット

ステンレス製のロックナットは、 錆びにくく、長期間美しい外観を維持できるのが特徴です。スチール製よりも高価ですが、耐食性に優れているため、過酷な環境下でも使用可能です。また、高級感のある外観も魅力の一つです。

アルミ製ロックナット

アルミ製のロックナットは、 軽量であることが最大の特徴です。車両の運動性能を高めたい場合に適しています。また、カラーバリエーションが豊富なため、ホイールのデザインに合わせて選ぶことができます。ただし、強度はスチールやステンレスに比べて劣ります。

チタン製ロックナット

チタン製のロックナットは、 軽量かつ高強度という特性を持つ、最高級の材質です。アルミよりも強度が高く、ステンレスよりも軽量という優れた性能を実現しています。ただし、価格が非常に高いため、コストパフォーマンスは低くなります。

以下の表は、各材質の特徴をまとめたものです。

材質 強度 耐食性 軽量性 価格
スチール
ステンレス
アルミ
チタン

ロックナットの材質選びにおいては、以下の点を考慮する必要があります。

  1. 車両の用途や走行環境
  2. ホイールのデザインとの相性
  3. 予算とコストパフォーマンス
  4. 必要とされる強度と軽量性のバランス

これらの点を総合的に判断し、 自身の車両に最適なロックナットの材質を選ぶことが重要です。適切な材質のロックナットを使用することで、ホイールの盗難防止と美しい外観の維持を同時に実現することができるでしょう。

ロックナット

車種別のロックナット選び方

ロックナットを選ぶ際には、車種に合わせた適切なサイズや形状を選ぶことが重要です。国産車と輸入車では、ホイールのサイズや形状が異なるため、それぞれに適したロックナットを選ぶ必要があります。また、車種専用設計のロックナットを選ぶことで、より確実なフィット感と盗難防止効果が期待できます。

国産車用ロックナットの選び方

国産車用のロックナットを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

  1. ホイールのサイズとピッチに合ったものを選ぶ
  2. ナットの座面形状(テーパー面、フラット面)を確認する
  3. ロックナットの長さがホイールに適しているか確認する

国産車の多くは、ホイールサイズが14インチから18インチ程度で、ピッチは1.25や1.5が一般的です。また、座面形状はテーパー面が多く採用されています。これらの点を考慮して、適切なロックナットを選びましょう。

輸入車用ロックナットの選び方

輸入車用のロックナットを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

  1. ホイールのサイズとピッチに合ったものを選ぶ
  2. ナットの座面形状(テーパー面、フラット面、球面)を確認する
  3. ロックナットの長さや形状が車種に適しているか確認する

輸入車は、国産車に比べて大径のホイールを採用している場合が多く、ピッチもメートル規格(M12やM14など)が主流です。また、座面形状はテーパー面だけでなく、フラット面や球面も採用されています。車種ごとに最適なロックナットを選ぶ必要があります。

ホイールサイズとロックナットの適合

ロックナットを選ぶ際は、ホイールのサイズに合ったものを選ぶことが重要です。以下の表は、ホイールサイズとロックナットのサイズの一般的な対応関係を示しています。

ホイールサイズ ロックナットのサイズ
12インチ〜14インチ M12×P1.25, M12×P1.5
15インチ〜16インチ M12×P1.5, M14×P1.5
17インチ〜18インチ M12×P1.5, M14×P1.5, M14×P1.25
19インチ以上 M14×P1.5, M14×P1.25, M12×P1.5

ただし、この対応関係はあくまで一般的なものであり、車種によって異なる場合があります。必ず自身の車両に適したサイズのロックナットを選ぶようにしましょう。

車種専用設計のロックナット

車種専用設計のロックナットは、特定の車種のホイールに最適な形状とサイズで設計されています。これにより、以下のようなメリットがあります。

  • ホイールへのフィット感が良く、ガタつきが少ない
  • ロックナットの突出量が最適化され、見た目が美しい
  • 車種特有のホイール形状に合わせた設計により、盗難防止効果が高い

車種専用設計のロックナットは、汎用品に比べて価格が高くなる傾向がありますが、その分、品質と性能が保証されています。自身の車種に合ったロックナットを選ぶことで、ホイールの盗難防止とデザイン性を高めることができるでしょう。

ロックナット

ロックナットの正しい装着方法

ロックナットを正しく装着することは、ホイールの盗難防止と安全走行のために非常に重要です。ここでは、ロックナットの取り付け手順と注意点について解説します。

ロックナットの取り付け手順

  1. ホイールを車両に取り付ける前に、ロックナットの位置を決めます。通常は、対角線上に1個から2個程度を配置します。
  2. ホイールを車両に取り付けたら、ロックナット以外の通常のナットを手で仮締めします。
  3. ロックナットを専用アダプターにセットし、ホイールに取り付けます。この際、ナットの座面とホイールの接触面に異物がないことを確認してください。
  4. トルクレンチを使用して、指定のトルク値で締め付けます。 ロックナットも含めて、対角線上の順序で均等に締め付けることが大切です。

トルク管理の重要性

ロックナットを含むホイールナットの締め付けトルクは、車種ごとに指定されています。 適切なトルク管理を行わないと、ナットの緩みや過剰な締め付けによるホイールの損傷などの問題が発生する可能性があります。必ずトルクレンチを使用し、指定のトルク値で締め付けるようにしましょう。

ロックナットの定期的な点検

ロックナットを装着した後も、定期的な点検が必要です。走行中の振動や経年劣化により、ナットが緩んでしまう可能性があるためです。 少なくとも月に一度は、ロックナットを含むホイールナットの締め付け状態を確認しましょう。緩みが発見された場合は、トルクレンチを使用して適切な締め付けを行ってください。

ロックナットの交換時期の目安

ロックナットは、長期間使用していると劣化や損傷が発生する可能性があります。以下のような場合は、ロックナットの交換を検討しましょう。

  • ナットやアダプターに亀裂や変形が見られる場合
  • ナットの表面が著しく錆びている場合
  • アダプターがナットに合わなくなった場合
  • 10年以上使用しているロックナット

定期的な点検と適切な交換により、ロックナットの性能を維持し、ホイールの盗難防止と安全走行を確保することができます。

以上がロックナットの正しい装着方法についての解説です。適切な取り付けと管理を行うことで、ロックナットの効果を最大限に発揮させることができるでしょう。

ロックナット

まとめ

この記事を通じて、ロックナットの重要性と選び方、装着方法についてご理解いただけたかと思います。

適切なロックナットを選び、正しい手順で装着し、定期的な点検を行うことで、愛車のホイール盗難を防ぎ、安全な走行を実現することができます。

ぜひこのガイドを活用し、あなたの愛車をしっかりと守り、安心で快適なカーライフをお楽しみください。ご自身の車に最適なロックナットを見つけ、さらなる安心感を手に入れましょう。



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引用元:ヨロスト公式HP

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2024年5月26日

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