レバーホイストの安全率を計算方法含め解説!耐荷量についても紹介


レバーホイストを使用する際に、安全率を正しく理解していないと、重大事故に繋がる危険性があります。

安全率は、負荷重量に対してホイストがどれだけ余裕を持って耐えられるかを示す重要な指標です。しかし、安全率の計算方法や目安となる数値が分からず、適切な値を設定できていない方もいるのではないでしょうか?

今回は、レバーホイストの安全率の基礎知識から計算方法、目安となる数値、さらには安全性を高めるためのポイントまで詳しく解説します!この記事を読むことで、レバーホイストの安全性を確保し、安心して作業に取り組めるようになります。

また、安全率と同様に重要な耐荷重についても解説することで、レバーホイスト選びのポイントも理解することができるでしょう。

目次

レバーホイストの安全率について徹底解説!

レバーホイストの安全率とは

レバーホイストの安全率とは、レバーホイストが安全に吊り上げることができる重量(許容荷重)に対して、実際に吊り上げる重量がどれだけの余裕を持っているかを表す数値です。安全率は「定格荷重÷使用荷重」で計算され、通常は5以上の数値が求められます。

レバーホイストの安全率の計算方法

レバーホイストの安全率は、以下の式で計算できます。

安全率 = 定格荷重 ÷ 使用荷重

    • 定格荷重:レバーホイストが安全に吊り上げることができる最大重量
    • 使用荷重:実際にレバーホイストで吊り上げる重量

例えば、定格荷重が1トンのレバーホイストで500kgの荷物を吊り上げる場合、安全率は次のようになります。

安全率 = 1,000kg ÷ 500kg = 2

レバーホイストの安全率の目安

レバーホイストの安全率は、JIS規格では特に定められていません。しかし、労働安全衛生規則では、クレーン等のつり具の安全係数は4以上とされています。そのため、レバーホイストの安全率も、少なくとも4以上を確保することが望ましいと言えるでしょう。

ただし、作業内容や環境によっては、より高い安全率が必要となる場合があります。例えば、高所作業や精密機器の搬送など、事故が発生した場合のリスクが高い作業では、安全率を6以上にすることが推奨されます。

一般的なレバーホイスト

作業内容 安全率の目安
一般的な荷物の吊り上げ 5以上
重量物の移動 6以上

高い安全性が求められる状況

作業内容 安全率の目安
高所作業 8以上
精密機器の搬送 10以上
人命に関わる作業 10以上

レバーホイストの安全性を確保するのに必要なことは?

レバーホイストの安全性を確保するためには、安全率以外にも以下の点に注意する必要があります。

    • 定格荷重以上の荷物を吊り上げない
    • レバーホイストの点検を定期的に行う
    • 損傷や劣化が見られる場合は使用しない
    • 作業前に周囲の安全を確認する
    • 資格を持った作業者が操作する

レバーホイストとチェーンブロックの違いは?

レバーホイストとチェーンブロックは、どちらも荷物を吊り上げるために使用する工具ですが、その構造や操作方法には違いがあります。

項目 レバーホイスト チェーンブロック
構造 レバー操作で荷物を巻き上げる チェーンを手繰り寄せて荷物を巻き上げる
操作方法 片手で操作可能 両手を使う必要がある
用途 短距離の荷揚げ、荷締めなど 長距離の荷揚げ、重量物の移動など


レバーホイストは、レバー操作で荷物を巻き上げるため、片手で簡単に操作できるのが特徴です。

一方、チェーンブロックは、チェーンを手繰り寄せて荷物を巻き上げるため、レバーホイストよりも大きな力を必要としますが、長距離の荷揚げや重量物の移動に適しています。

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レバーホイストの安全率と同じくらい重要な「耐荷量」とは?

レバーホイストを選ぶ上で、安全率と並んで重要な要素が「耐荷重」です。ここでは、レバーホイストの耐荷重について詳しく解説していきます。

レバーホイストの耐荷重

レバーホイストの耐荷重とは、そのレバーホイストが安全に持ち上げることができる最大の重量のことです。

荷重をかける方向や角度、使用環境によって変化する可能性があるため、あくまで目安として捉え、余裕を持った重量設定が重要です。


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レバーホイストの種類と耐荷重目安

レバーホイストは、その種類によって耐荷重が大きく異なります。

代表的なレバーホイストの種類と、一般的な耐荷重の範囲は以下の通りです。

種類 特徴 耐荷重の目安
手動式レバーホイスト 人力でレバーを操作して荷揚げを行う、最も一般的なタイプ 0.5t~3t
電動式レバーホイスト モーターの力で荷揚げを行うため、作業負担を軽減できる 0.5t~6t
エア式レバーホイスト 圧縮空気の力で荷揚げを行う、防爆性に優れたタイプ 0.25t~3t


上記はあくまで一般的な目安
であり、メーカーや製品によって耐荷重は異なります。使用するレバーホイストの仕様書をよく確認し、適切なものを選定するようにしましょう。

耐荷重を超えて使用した場合のリスク

レバーホイストの耐荷重を超えて使用すると、以下のようなリスクがあります。

    • レバーホイストの破損
    • ワイヤーロープの切断
    • 荷物の落下による事故

これらのリスクは、作業者だけでなく、周囲の人々にも危険を及ぼす可能性があります。安全のためにも、耐荷重は厳守するようにしましょう。

耐荷重の表示の見方

レバーホイストには、本体に耐荷重が明記されています。一般的には、「t(トン)」または「kg(キログラム)」で表示されています。また、荷揚げの角度や方法によって耐荷重が変わる場合は、複数の数値と図で表示されている場合もあります。

耐荷重を選ぶ際の注意点

レバーホイストを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

    • 荷物の重量に余裕を持った耐荷重のものを選ぶ
    • 使用環境(屋内・屋外、高温・低温など)に適したものを選ぶ
    • 信頼できるメーカーの製品を選ぶ

これらの点を考慮することで、安全かつ効率的に作業を行うことができます。


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レバーホイストを選ぶときは安全率や耐荷量を確認しよう!

今回は、レバーホイストの安全率について解説しました。レバーホイストを使用する際は、安全率をしっかりと理解しておくことが重要です。安全率が低い場合は、レバーホイストが破損し、事故につながる可能性があります。安全率は、計算式を用いて算出することができますが、JIS規格などにも安全率の目安が記載されているので、参考にしてみてください。

レバーホイストを選ぶ際には、使用する環境や用途に合った安全率と耐荷重のものを選ぶようにしましょう。


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長瀬 浩
監修|長瀬 浩(ながせ ひろし)
(株式会社ヨロスト。技術顧問 / 国家2級自動車整備士)
18歳で整備の世界に入り、以来一貫して現役で活躍。大手ディーラーで店長を5年務めた後に独立し、現在は自動車整備工場を経営。これまでに延べ数千台の車検・故障診断に携わる。

 ヨロスト。創業期から技術顧問として参画。扱う新商品はすべて自らの工場で実際に使用し、プロの現場に耐えうる品質かどうかを最終テスターとして確認している。「道具は現場で使ってこそ真価がわかる」を信条に、確かな審美眼でプロが長く愛用できる工具・資材のみを選定。
 本記事の技術情報は、現役整備士である長瀬が実務経験・製品テストに基づき監修しています。
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2024年9月27日

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